こんにちは、苫小牧の土地家屋調査士の松本です。
今日は先日、境界測量の見積りを依頼された現場のお話です。
四角の土地で本来4本境界標が入っているべき土地ですが、現地には2本しか見当たりませんでした。
土地の沿革も古く、周辺との境界標との整合性も悪く境界測量の見積りは20万前後を想定しておりました。
仲介屋さんより、2本入っていないので境界測量の見積りを頂きたいとのことで、現地を調査してきました。
※松本土地家屋調査士事務所では見積もりを出させて頂く前に現地に境界標が埋まっていたりしないか先に調査致します。
現地調査の結果、不明だった2本はしっかりと地中に埋まって入っておりました。
本地を含め周辺の土地の辺長が分かる資料を準備して、周辺に実際に入っていて見えている境界標からテープで測ってピンポイントで掘ったら地中に埋まっていたパターンです。
もう一つはというと、
これは同じく資料を調査してブロック塀の際を掘った際に地中から出てきた境界標です。
ブロック塀やコンクリート塀があるところでは、その際を40センチ程掘ると大抵固いものにあたりますが、それは塀のベースコンクリートの場合が多いです。
ですが、ベースコンクリートだと諦めずに、周りを掘っていくとその固いものが境界標だと分かる場合もあります。
境界標はなくベースコンクリートのみの場合が多いですが、この様に境界標が入っている場合もあります。
どちらにせよ、資料を準備して正しい位置を掘削することで境界標は多々地中から出てきます。
これらの出てきた境界標は多少位置誤差はあったものの、現地の状況を優先して売買を進められるということで、
結果として売主さんは20万前後の測量費用を負担せずに済みました。
(境界標の上部が欠けていたので修復しましたので多少の費用は発生しましたが)
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